東京都創業NET

日本政策金融公庫（略称：日本公庫）は、第 10 回「創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ」の最終審査会を１月８日（日）、東京大学において開催しました。当日は、過去最多の参加校数 455 校・応募総数 4,996 件の中から選ばれたファイナリスト10組がプレゼンテーションを行い、東京都立晴海総合高等学校の本嶋向日葵さんがグランプリを獲得しました。

今回の最終審査会は、コロナ禍であることを踏まえ、無観客で行いその模様を Web 上でライブ配信しました。また当日は、プレゼンテーションに先立ち、岸田内閣総理大臣から高校生に向けたビデオメッセージをいただきました。

グランプリを受賞したプランの「途上国の貧困を日本の知恵で救え 冷蔵庫プロジェクト JAPAN」は、日本から海外の貧困問題を解決するサービスを考案したことや事業化に向けた次へのステップを見据えていること等が高く評価され受賞に至りました。

グランプリを受賞した本嶋向日葵さんからは、「受賞は本当に嬉しいですが、何より（プランへの）思いが伝わったことが一番嬉しかったです」というコメントが寄せられました。

日本公庫は、起業を増やし、活力あふれる日本を創っていくために、これからも次世代を担う若者の創業マインド向上に取り組んでいきます。

（※）最終審査会の様子や岸田内閣総理大臣からのビデオメッセージは、以下の URL よりご覧いただけます。
最終審査会の様子：https://www.youtube.com/channel/UCtucDB0Bl2ITq8A1rWEK5MQ（視聴可能期間：2023年 3月31日まで）

岸田内閣総理大臣のメッセージ： https://www.jfc.go.jp/n/info/info_bn/news230110.html

受賞	高校名 <チーム・個人名>	プランタイトル	プラン内容
グランプリ	東京都立晴海総合高等学校 ＜本嶋 向日葵＞	途上国の貧困を日本の知恵で救え 冷蔵庫プロジェクト JAPAN	途上国の貧困層の女性等に冷蔵庫と少額の仕入資金を貸与し、ドリンク販売に特化した小規模ストアの開業・運営をサポートするプラン
準グランプリ	青森県立三本木農業恵拓高等学校 ＜ＣＯＷ飼う‘Ｓ＞	エコフィードを活用した機能性鶏卵 「キャロットエッグ」	廃棄ニンジンと醤油粕を配合した飼料の製造販売と機能性鶏卵を使用した加工品やブランド鶏卵の生産販売をサポートするプラン
審査員 特別賞	おかやま山陽高等学校 ＜進学コース地域探究班＞	マコモの飼料化による持続可能な 地域社会の実現	酪農家の飼料調達コストを削減するため、イネ科の多年草マコモ（真菰）から飼料を生産販売するプラン
	洗足学園高等学校 ＜ハイドレンジャー＞	傘による発電システムの開発, 提供「あんぶらいと」	傘に取り付けられ、雨滴から発電できるシートとその電力を集めることができる傘立てを企業、学校や病院向けに販売するプラン
	沖縄県立北部農林高等学校 ＜ムジっ娘＞	身体も地域も元気にイエ～イ。 ～事業を繋ぐ 18 パンの思い～	後継者不足により廃業した老舗のパン屋を引継ぎ、ビール工場から排出される麦芽カスを練りこんだハード系パンを開発・販売するプラン
優秀賞	横浜市立南高等学校 ＜靴ガエス＞	靴カエサセナイ	介護施設で暮らす高齢者向けに廃材で作った屋内外両用の靴を開発・販売するプラン
	富山県立富山工業高等学校 ＜課題研究チーム「前沢」＞	特許を活かせ 筆記用投影装置 があなたの書きたいをサポート	書きたい文字を投影し、その投影像をなぞり書きすることで綺麗な文字が書ける筆記用投影装置を開発・販売するプラン
	札幌日本大学高等学校 ＜佐々木 ハナ＞	デジタル×アナログの「いいとこ 取り」＝デジアナ教科書！	小学校で使用する教科書のデータが搭載されたアプリの開発とそのアプリに搭載されたデータを投影できるプロジェクターを開発・販売するプラン
	早稲田大学高等学院 ＜ナガデリ＞	ナガデリ ～次世代の配送システム～	通学通勤電車の利用者が移動時間を有効活用するため、利用する駅の区間で文房具、書籍や衣類等の荷物を運ぶと対価が得られるアプリを開発するプラン
	福岡女学院高等学校 ＜new horizon＞	にゅーほら cafe	視覚障害者がその特性を活かし、健常者の持つ悩みや思いに寄り添う個室カフェやオンラインでのコーチングサービスを提供するプラン

問い合わせ先
「高校生ビジネスプラン・グランプリ」運営事務局
電話　03-3270-1385
メール　grandprix@jfc.go.jp