1. 合同会社anohi 代表 鎌⽥ 奈那美⽒

東京都創業NETインタビュー

合同会社anohi 代表 鎌⽥ 奈那美⽒インタビュー

合同会社anohi/おとなの図工クラブ 代表
鎌⽥ 奈那美 ⽒
1988年⽣まれ、群⾺県出⾝。慶應義塾⼤学在学中、1年間オランダへ留学し社会科学を専攻する⼀⽅、オランダ在住の⽇本⼈画家の元で油絵を学ぶ。⼤学卒業後は、IT企業での営業を経て、出版社にて趣味系雑誌の商品企画、マーケティングを担当。2013 年、おとなのための⾃由な表現の場を求めて「おとなの図⼯クラブ」を⽴ち上げる。アートの専⾨家ではない“⼀般の⼈”や企業のビジネスマン、学⽣等を対象に、ワークショップを開催している。
合同会社anohi Webサイト

「図工」を通して、おとなのための自由な表現の場を提供

株式会社anohi/おとなの図工クラブでは、大人を対象にしたさまざまなオリジナルワークショップの企画・運営を軸に、法人向け企業研修やオフサイトミーティングから、個人向けのワークショップまでニーズに合わせてプログラムを設計。「図工」ならではの非日常的な創造体験、対話の時間を通して強く記憶に残る気づきと学びの場を提供している。

心が癒されて、抱えているものを吐き出せるワークショップ主宰が起業のきっかけに

幼少期から工作や絵を描くことがすごく好きでしたが、仕事にするというよりは、趣味としてずっと続けていました。大学を卒業後、社風に共感したアメリカのIT企業へ就職。いざ働き始めると想像とは程遠く、体力的にも精神的にも辛い日々。せめて週末は思う存分気分転換がしたい!と思い、幼少期から好きだった絵のアトリエに通いだしました。しかし、アトリエでは技術面への指導が中心で…ふと、今私が求めているものは何だろう?と考えた時に、「心が癒される、抱えているものを吐き出せる場所だ」と思ったんです。だったら自分でそういう場所を作ってみよう!と思い、ワークショップの活動がスタートしました。

記念すべき第一回目は、未経験で知識もなく手探りな状態でしたが、友人の手を借りてフェイスペイントのワークショップを開催しました。これがすごく楽しくて。そこから約1年間、毎月ワークショップを開催していく中で、「好きなことを仕事にした方がいい」と思い、3年勤めたIT企業を退職しました。

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起業後、友人や知人を頼りながら顧客開拓に向け奔走

「好きなことを仕事にしたい」と思い退職したものの急に図工を仕事にするという想像ができず、どこかで経験を積みたいと思い株式会社デアゴスティーニ・ジャパンに転職しました。良くも悪くもここでの仕事がすごく楽しくて、気づいたら30歳目前。私の中で“30歳”が大きな節目だと思っていたので、この先の目標を見つめ直し、独立する決意を固めました。

個人でワークショプの活動は続けていたものの、会社としてはほぼ0からのスタート。事業が軌道にのるまでは、株式会社デアゴスティーニ・ジャパンで業務委託社員として働きながら開拓していきました。無名ですごく厳しい状況の中、友人や知り合い伝手にワークショップを開催し、実績を増やすことに注力しました。ただ、個人で営業をかけるのは難しく、運良くパートナー企業を見つけたことをきっかけに、様々な企業や団体からのご依頼が増えていきました。

新たなステップに向け、経営者としてスキルを上げるための育成プログラムへ参加

起業当初からお金周りを任せているパートナーはいたのですが、ずっと一人で活動をしてきました。嬉しい悲鳴なのですが、近年ご依頼数が増え私自身キャパオーバーになってきたこともあり、人員を増やそうというタイミングで、APT Womenというプログラムに参加させていただきました。経営についての知識はもちろんですが、些細なことも相談できるメンター制度が、事業拡大に向けて悩んでいた私の強い味方になり、増員に向けて背中を押してもらえたように思います。

プログラムに参加する過程で、女性の起業家の方に出会えたことも励みになりました。同じ悩みを共有できる仲間との出会いで、さらに前向きになれたように思います。

今では会社の仲間も増え、日々アイデア交換をしながらより良いサービスをお届けできる環境が整ってきたと実感しています。

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ニーズに合わせて変容していく中で新たな発見が生まれる

リモートワークなど働き方が多様化する中でより企業内でのコミュニケーションが重要視されるようになり、研修や社内イベントでのアートを使ったプログラムへのニーズがグンと上がりました。今まではオフラインでのリアルなワークショップを主軸に活動してきたこともありオンラインでの開催は試行錯誤の連続でした。しかし、いざオンラインで始めてみると、気軽にプログラムを提供でき、お伝えしたいことも十分にお届けできるという新たな発見もあり、何事も挑戦してみることが大切なのだという気づきに繋がりました。

お客様の気持ちに寄り添うサービスを届けていきたい

今はまだ準備中でスタートできていないのですが、病院や患者さんに向けたイベントを開催したいと思っています。

それと、コロナ禍になりメンタル的に落ち込んでいる方も増えてきていると思うので、今まで注力してこなかったB2C向けのサービスも展開していきたいです。

就職していた頃の私が図工に救われたように、苦しい気持ちを抱えている方々の心の拠り所になるようなサービスを、今後もお届けしていきたいと思っています。

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起業を目指す人に向けて

「自分が起業した目的を常に忘れずに行動していくこと」が大切だと思っています。どうしても目先のことに捉われてしまうと思うんですが、そこで目的に立ち返ることができると、自分の届けたい想いの軸は常にぶれずに進めると思います。

それと、自分自身が仕事を「楽しむ」ことです。苦しいことも含めて、自分がやりたいことをやれている状況や、未来の可能性を信じて日々過ごせることの嬉しさをずっと感じて活動していって欲しいですね。

記事内の創業・成長支援プログラム

Acceleration Program in Tokyo for Women「APT Women」

APT Womenは、スケールアップを目指す女性ベンチャーに対し短期集中型育成プログラムを提供することで、スケールアップに必要な経営知識やスキル、それらを共有するベンチャー企業同士の繋がり、更に事業展開に欠かせない協力者・支援者(ベンチャーキャピタル、メディア、大企業等)とのネットワークの獲得を支援します。

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